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ENVIRONMENT
ごみの焼却施設は、安心・安全にごみを処理するための様々な設備で構成されています。具体的には、ごみの貯留・供給設備、高温(850℃以上)焼却可能な燃焼設備、燃焼用空気供給設備、排ガス処理設備、焼却灰の搬送・処理設備、排水処理設備、電気計装設備等が必要です。
また、焼却設備は絶えず様々な負荷(高温、酸・アルカリ、物理的負荷)にさらされているので、そのような負荷についての対策も講じなければいけません。
人と環境にやさしい設備の追及・提供を目指し、50年以上にわたり主に自治体向けの都市ごみ焼却設備の設計・新設・改良・メンテナンス等に取り組んでいます。長年にかけて培った技術と経験を活かし、ごみ処理に関わる問題を総合的にサポートいたします。
ストーカ式焼却炉
階段状に配置された火格子(ストーカ)の動きにより、ごみの撹拌・搬送と共に燃焼を行う焼却炉です。可動火格子の水平運動によりごみを静かに搬送し、垂直運動によりごみと空気の接触を促進することで効率良く燃焼させることが可能です。
ごみを燃焼させて発生した高温(850℃以上)の排ガスを、後段の熱交換器・集じん器に適した温度まで冷却するための設備です。排ガスに水を噴射することで冷却を行い、ダイオキシン類の再合成を抑制するために余剰水を発生させることなく急速に冷却させる能力が求められます。
ガス冷却室
ガス冷却室内部
ごみの搬送や、焼却により発生する灰や不燃物等を搬送させる設備です。
チェーンコンベヤやスクリューコンベヤ等、搬送物や目的に合わせて最適なコンベヤを提案いたします。
ダスト搬送チェーンコンベヤ
チェーンコンベヤ内部
持ち込まれたごみが貯められるピットから、焼却炉投入口(ホッパ)へごみを供給するための設備です。
また、ピット内のごみ質を均一化するための撹拌作業も行います。
ごみクレーン及び投入口(ホッパ)
ごみクレーンバケット
ごみクレーン更新工事
ごみ燃焼用空気の供給や、燃焼によって発生する排ガスを煙突を通して大気に排出させるための設備です。
空気不足によるごみの不完全燃焼を防ぐ他、炎や煙、排ガスが焼却設備外へ漏れ出すことのないよう、常に炉内を負圧に保つ役割も担っています。また、焼却炉内へ供給される燃焼用空気をごみピットから取り込むことで、ごみ臭気の周辺環境への拡散を防いでいます。
誘引送風機
押込送風機
排ガス中の熱を回収し、予熱利用するための設備です。
ごみの焼却施設では、燃焼用空気予熱器や白煙防止用空気加熱器、温水発生器といった熱交換器が幅広く利用されています。
燃焼用空気予熱器(チューブ式熱交換器)
白煙防止用空気加熱器(チューブ式熱交換器)
熱交換器修繕(伝熱管更新工事)
熱交換器修繕(伝熱管更新工事)
都市ごみ焼却設備に長く携わってきた経験と技術を活かし、産業廃棄物の処理に関わる各種設備(燃焼設備、排ガス処理設備、灰処理設備、搬送設備、排水処理設備、電気計装設備等)の整備・改造・点検・清掃等も幅広く対応いたします。
産業廃棄物の中間処理施設(焼却)
排ガス処理設備
炉内耐火物補修工事
煙道清掃及び点検